北陸でファイナンシャルプランナーとして活動している中川拓人です。
今回は、「「粗利」と「営業利益」の違い 」について書きたいと思います。
今回は文言の解説になります。
会社を経営する上で、まずは、しっかり「利益」を追求すること。これが大原則ですね。
そして、その上で、「利益」を把握して次月以降の施策を検討しすること。
ただ、その際に、一言で「利益」と言っても、様々なものがあります。
そこで、今回は、「粗利」と「営業利益」の違い
この2つの文言に限定して解説していきたいと思います。
1、「粗利」とは?
「粗利」=「売上」ー「売上原価」
粗利は、損益計算書上では「売上総利益」と呼ばれ、売上から売上原価や製造原価を引いたものを指します。
ex.売上500万円 -仕入れ費用(原価)300万円=粗利200万円
2、「営業利益」とは?
「営業利益」=「粗利」ー「販売費及び一般管理費」
→粗利から、販売費及び一般管理費を引いたものが、「営業利益」となります。
※「販売費及び一般管理費」とは、企業の本業に関わる費用の内、商品を販売するために仕入れた代金以外の費用を指します。具体的には、人件費、広告費、消耗品費などです。
ex.売上500万円 -仕入れ費用(原価)300万円ー販売費及び一般管理費100万円=営業利益100万円
ポイント
利益、利益、、、と一言で、言っても、それが「粗利」なのか「営業利益」なのか で
話が大分変ってきますので注意を~~
あ、あと、余談ですが
例えば、「なんと売上3億円!!!!!!!!!!」とかって謳ってても、
営業利益は、たったの200万円ですからね。
つまり売上では、何も判断できない。という事です。