北陸でファイナンシャルプランナーとして活動している中川拓人です。
今回は、「4年落ちの高級車で節税」について書きたいと思います。
よく会社経営者が、ポルシェやフェラーリなどを
ポンポン買っている絵をテレビやYouTubeなんかでも見る事ありますよね?
あれって、大きく2種類あります。
その1は、道楽で趣味として買っているパターン
ホントに車が好きで、その為に頑張って稼いでお金を貯めて買った。場合。
もう1つは、「節税目的」というパターンです。
どういう事かと言うと、高級車を会社の名義で購入して、会社の経費に計上するという手法です。
会社の経費にするという事は、利益が圧縮されますので、その分の税金が下がる。という流れです。
ただし、その経費を購入した年に一括で計上しようとした場合は、
4年以上前の車両を選ぶ必要があります。
この理由については、説明すると細かくなりますが、とりあえず、4年以上前の車両は一括計上できると覚えておきましょう。
(※4年落ち:耐用年数2年→耐用年数が2年ということは、現在の税法では、定率法を採用すると、最初の1年間に全額を損金に計上できてしまいます。)
上記を踏まえ、イメージを記載します。
例えば、4年落ちで1,000万円のポルシェを購入した場合
最初の1年間で全額を減価償却できてしまうため、2年目には帳簿上の価値はゼロになってしまうのです。
その後、2年間ポルシェに乗ったとしても、市場価値はまだまだ残っています。
車種や走行距離、車の状態にもよりますが、800万円程度の価格で売れることも十分に考えられます。
経費として1,000万円計上しているのに、800万円の資産が残っているような状態になります。
儲かったときに4年落ちのポルシェを買って節税し、会社の売上がよくないときに売却するなどの調整が可能になります。
さらに、ローンで購入した場合、1年目のキャッシュアウトは200万円程度ですが、経費は1,000万円計上できるので、緊急的な節税策としては非常に有効です。
つまり、この例からもわかるとおり、値崩れしない車を購入することもポイントの一つと言えるかと思います。
(尚、ポルシェは実際、値崩れしにくいとされてる車種です。 )
逆に売却時に値下がりすると、いくら節税目的、、、と言っても、総合的に損してしまうケースもあるかと思いますので
利益額から税率まで、総合的に加味して判断する必要があるかと思います。
ポイント
購入した年に一括計上するには、 4年以上前の中古の高級車を選ぶべし。
逆に、これを計画的に行えば、節税も出来て、4年落ちの中古の高級車を数年おきに買い替えて乗れる。という事も可能という事です。
【FP 中川拓人の活動記録】
信じてくれる人を、徹底的に守れる存在になる
ファイナンシャルプランナー
中川拓人