北陸でファイナンシャルプランナーとして活動している中川拓人です。
今回は、「税務調査とは何なのか?」について書きたいと思います。
♦税務調査とは?
国税庁の管轄下にある組織でる税務署が、納税者が正しく税務申告しているかを確認するための調査のことです。
♦税務調査には、種類がある?
任意調査と強制調査の2種類
税務調査には任意調査と強制調査があります。
任意調査
脱税の疑いなどがなければ基本的には任意調査となります。任意調査の場合は事前に調査に赴く旨の連絡(電話)が会社に入るため、急に調査に来られるといったことはありません。ただし、任意調査とはいっても質問検査権はあるため、質問に対する黙秘や虚偽の申告は罰則になる可能性があります。調査官に対しては丁寧に内容を説明して、情報に誤りがないようにしましょう。
強制調査
「マルサ」という言葉を聞いたことがありますか?ニュースで、建物からダンボールを次々と運び出している姿を見たことがあるかもしれません。マルサとは、国税局査察部のことです。強制調査は、このマルサが担当しています。強制調査の最大の特徴は「脱税の隠蔽工作が悪質であること」「脱税額が1億円を超えること」を満たしていると想定される場合に、裁判所の令状でもって調査がされることです。
♦調査対象になりやすい会社には特徴は?
大前提として、黒字である事。なぜなら、無い(赤字)のところからは取れないからですね(笑)
あとは、消費税の還付を受けた、利益の急増、多額の非経常的な経費が計上されている、同業他社と比べて経費が多い会社、海外取引の多い企業、などがあると言われています。
あとは、、、
◇目立つ動きがあった法人
これから売上や事業規模に大きな変化がありそうな法人も、税務調査の選定先の候補となります。
●テレビで紹介された飲食店
●派手な宣伝をしている会社
●FXやアフィリエイト、仮想通貨などの流行商材を会社規模で運営している企業
他にも
●過去の税務調査で不正があった会社
●不正があった会社と取引をしていた企業
《参照》
フリーウェイ経理HP 他
毎年全法人の6%程度が受けるため、10年に1回くるかどうかといった確率となります。
(聞いた話では、もっと頻繁に来るというイメージですが)